カーネーション
今週の瓶花カーネーション。
カーネーションといえば母の日でしよ!っと思われる方もいると思いますが、先日ふらっと立ち寄った展示で見たカーネーションの絵画がとても素敵だったもので、カーネーションにしました。
西洋絵画で描かれる花は、その美しさが長続きしないことから、人生や美の儚さ、転じて死を感じさせる表現にも使われるそうです。
さらにその魅力や美しさから清純さ、美徳、色欲、不道徳まで相反する意味合いが付与されるのも花の特徴だそう。
絵画でいうカーネーションは、イエスが磔刑で亡くなった時、聖母マリアの目から流れた涙がカーネーションになったという伝説があり、ここからイエスの受難と聖母の悲しみを表す花となりました。
またベルギー、オランダのある地域では、結婚の際に新婦がこの花を付け新郎が探すという習慣があったことから、15,6世紀にこの地域で描かれた肖像画でカーネーションを持っていれば、その人物が婚約していることを表したそうです。
花は花言葉や、季節イベントのイメージが強いですが、絵画で描かれる何かの象徴としての意味や、その国特有の習慣に準えた意味合いを聞くとまた、全然違った印象を受けたり、イメージが覆されることが多々あります。
普段気にもしてなかった物にスポットライトを当ててみると、思いもよらないことに出会えるかもしれない!
と思い今日もキョロキョロしながら帰宅しようと思います笑
お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
ichi