湿潤な夏と乾燥する冬、また急峻で複雑な地形が局所的に変化に富んだ気候を生み出すことから、楢、梻、橅、栗、楓、桜、栃、檜、栓、樫、榧、欅など数え上げてもきりがないほど日本は豊富な森林資源に恵まれました。
木材の豊かさは文化の豊かさへとつながります。
神霊は樹に宿るとされ、樹木を崇高なるものとして取り扱ってきた先達の想いは、木の見分けや成形技法、本来の美しさを引き出す技術へと発展を辿りました。
そんな想いを受け取り、生み出される木のうつわ。
この夏、新たな世界へと櫓を漕ぎ始めたichiのものづくり。木、一点一点の持つ個性が引き出された稀代のうつわたちをしっとりとお楽しみください。