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ichiの革細工-シボオイルレザー詳細

シボオイル

 

シボオイルレザーの特徴

厚みがしっかりとあり、堅牢な印象の革の中でひときわ柔らかで発色の良いichiのシボオイルレザー。時代に逆行するように手鞣し・手染めの丁寧な手仕事によって作られる革です。その手仕事とは1000年もの長い歴史をもつイタリアの伝統的な革鞣し技法であるバケッタ製法を差します。

バケッタ製法とは化学薬品ではなく、植物性のタンニンを用いて時間をゆっくりとかけてなめした革に、牛の頸骨などを煮沸して抽出した『牛脚油』でじっくりと時間をかけながら加脂していく製法。 脂が浸透しにくいのでとても加工に時間と手間がかかりますが、その分オイルが抜けにくく、使い込んだ時の独特の色艶が特徴です。

シボオイルレザーの大きな特徴の一つであるシボ。
これはドライドラムで革をほぐすことにより出来る幾重にも重なった皺を差します。部位によってもシボの入り具合は異なるため、一つひとつの違った表情を楽しむ事ができます。

シボオイルレザーの経年変化

aging
使い始めはマットな印象のシボオイルレザーですが、変化の進行がとても早く、豊かな艶が早い段階で味わえるのが大きな魅力です。 使い始めも素敵な革なのですが、変化した革の色味は複雑さを増し、ギラリとした美しい光沢に変わります。

また、使い込む事で革に摩擦や圧力が加わり、シボの凹凸も滑らかになりツルリとした表情に。 手触りも柔らかさが増し、革の芯を残しながらもクタリとしてきます。

様々な革の経年変化を比べる中でも、シボオイルレザーの劇的な変化は特筆すべきものがあります。

しっとりと柔らかなその質感は、タンニンなめしの革でありながら使用初期より手に馴染み、経年変化も楽しめ革初心者から達人までをも魅了する革と言えましょう。一度使うと虜になってしまいますのでご注意を。

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