2014年 Lightning11月号
ハードユースから生まれた
美しきプロダクツの表情
タフでありながらも繊細という、独自のスタイルを構築し名を馳せるイチのプロダクツ。長く使用した先にあるモノ本来の美しさを見越したもの作りはどのような価値観のもとに生まれてくるのか。巧みな技術があってこそのモノ作りの秘訣をブランド代表である小池さんに話を聞いてみた。
「ハードユースに耐えてこそ真のカッコ良さが現れるんです」
「ある意味商品としてお客さんにプロダクツを手に取ってもらった時はまだ未完成なんですよね。実際に使い込んでもらって長い時間を経てはじめてそのモノは完成を迎えはじめるわけですから」とイチのプロダクツに関して語るのは代表の小池さん。「だから僕らはどの素材を使ってどの状態で仕上げるのがベストなのか、という事を常に模索しているんです。作りがタフでないと長い時間を使い続けてもらえないですしね。」
今回見せてくれた実際に小池さんが普段使っているものを見ればその意味がおわかりいただけるだろう。「ただただ雑にモノを扱うのとハードユースするのとではワケが違いますが、ウチのプロダクツは長く使うといいアジが出ますよ」