フジバカマ・リンドウ
こんにちは。今週の瓶花は【フジバカマ・リンドウ】です。
今回は「秋の七草」よりフジバカマを選びました。
みなさんは秋の七草って聞いた事ありますか?
私は馴染みのお花屋さんに教えてもらい初めて知りました。
秋の七草は万葉集に収められている山上憶良の2首の歌が始まりで、
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
お花屋さんから575のリズムに乗って7種類を教えてもらい、すぐに覚える事ができました。
「朝貌」について諸説あるのですが現在では「桔梗」を意味しているとのこと。
春の七草が七草粥で無病息災を祈るものに対して、秋の七草は美しさを鑑賞して楽しむもののようです。さらに薬用としても使用されたり…古く万葉の時代から日本人に親しまれた7種類なんですね。
フジバカマ実はとっても良い香りがするんです。
活けたところからふわりと柔らかく、美味しそうなにおいがしてだんだんとお腹がすいてきました。
調べたところ含まれている「クマリン」という香りが桜餅の葉の香りとのこと。
通りで…!と一人納得をしてしまいました。
ぜひみなさんも一度香ってみてください!
すっかり秋めいて夜には冷たい風が吹く様になってきました。
空気が澄みわたり、夕焼けや月が美しく楽しめる時期ですね。
夕涼みがてらに、是非ichiへ。
スタッフ一同お待ちしております。
ichi