ネリネ
今週の瓶花はネリネです。
冬っぽい花を選びたいと、手にとりました。
「ダイヤモンド・リリー」の別名を持つネリネはウェディング装花などでも人気の花だそうです。ネリネという名前は、ギリシャ神話の海の女神ネレイデスにちなむそうです。
南アフリカ原産ですが、17世紀ごろからイギリスで改良が始まり、20世紀初頭にはロスチャイルド銀行のオーナー、ライオネル・ロスチャイルドらの手によって美しい品種が生み出されました。
日本には大正末期に渡来したそうですが、縁起が悪いと思われていたヒガンバナに似ていることからあまり普及せずにいました。戦争中にはほとんどの品種が失われてしまったそうです。わずかに残る種から育種家によって現代も、その姿を残しつづけています。
一輪挿しで飾ると、その懸命に生き続けた歴史さえも感じられるような儚く美しい雰囲気がするお花ですね。
いよいよクリスマスです!
私は寒くてベッドから出られない日々が続いておりますが、クリスマスは限定のイベントやマーケットが盛り沢山。暖かい格好をして、温かいコーヒーを片手に出かけたいです。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
ichi