梅雨どきの雨の中に彩りを添えてくれる花といえば何といっても紫陽花(アジサイ)です。
日本が原産国となるアジサイは、江戸時代にはその淡緑色から白、藍、淡紅色と色味が変化していく様から「ユウレイバナ」と呼ばれて残念な事に1000年もの間、まったく見向きもされませんでした。
シルクロードからヨーロッパを渡り戦後に逆輸入され、お寺の庭に沢山植えられました。
そのごろからようやく人々があじさいの魅力に気がつき、今までずーっと欠かす事のできない初夏の風物となり人気を集めて続けているのです。
なんとも勿体無い話しではありますが。
そんな話を思い出し、梅雨のお出かけを楽しんで頂けたら幸いです。
ichi