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お客様とのご注文にまつわるエピソードをお伝えして参ります。
2011年8月 K様 ichi 大阪店 マリッジリング
お２人で南堀江を散策中、ふらりとichiに吸い寄せられたのがきっかけ。
家具屋かなと思いながら工房に入られたそうです。
挙式を10月に控えたご夫婦でしたが結婚指輪は特に造る気はないんですよ。とのこと。
とはいえ、偶然の出会いながらも一応は見てみたいとの流れとなり結婚指輪をご覧頂きました。
鍛造で造りあげる一点もののオーダーメイド、とりわけ金埋めの技術に感動され
乗り気でなかった旦那様も終止楽しげにカタログをご閲覧頂きお帰りに。
1ヶ月後、再びのご来店。
実は前回ご自宅に戻られたお二人は改めて結婚指輪について話し合われたとのこと。
リングなんてがらじゃないなとおっしゃってた旦那様でしたが、実は話を聞きながらリングを二人で身に着けて生きる意味について大いにご共感頂けていたそうです。二人の一生ものをイメージできたと熱く語るご主人様。
頭から離れなかったのは唐草の金埋めリング。お互い誕生石を入れるデザインに。
お受け取り時、リングとご対面されたおふたり。造って良かったです。と頂いた言葉は深く熱いものでした。
内側の刻印や石の入り方。まじまじとご覧になり箱にしまわれるお二人。
指につけてみて下さいと促すも「挙式までリングをつけるのは我慢したいんです」とその思い入れの強さを伺い知ることができました。
お二人にとっても、私どもichiにとっても心に残る熱いリング造りになりました。
※写真はイメージです
